東のエデン
おすすめ度★★★★☆
~あらすじ~
2010年11月22日 月曜日、日本各地に10発のミサイルが落下した。『迂闊な月曜日』と呼ばれたこの事件は、奇跡的に1人の犠牲者も出なかったこともあり、人々は次第に危機意識を失っていった。それから3ヶ月後、11発目のミサイルが旅客機を直撃した。
その頃、大学卒業旅行でホワイトハウスを訪れていた森美 咲は、滝沢 朗と名乗る同い年の男性にトラブルを救われる。滝沢は記憶を失っており、全裸姿であったが、82億円の電子マネーが入った風変わりな携帯電話(ノブレス携 帯)を手にしていた。咲と共に日本に帰国した滝沢は直ちに自分が何者かを探り始める。現状と将来に悩んでいた咲は、滝沢に振り回されながらも次第に心惹か れるようになる。
間もなく滝沢は自分がセレソンゲームに参加させられている12人のうちの1人(セレソン)だと知る。100億円を好きなように使って閉塞感漂う日本 を救うことを課せられ、最初にゴールした1人以外は「サポーター」により死がもたらされるという。ノブレス携帯を使えば、国家権力を動かすほどの依頼もで きる。ミサイル攻撃もそのゲームによるものであった。資金を使って何を買ったかは逐次他の11人に通知されるようになっており、セレソン同士の妨害工作も 許されている。
咲は大学のサークル「東のエデン」の仲間と滝沢を引き合わせる。これにより、ゲームの進行状況が見えてくると共に、滝沢が何者であるかが明らかとなっていく。咲は滝沢を理解しようとし、滝沢も咲の思いに応えようと再度のミサイル攻撃から人々を守ろうとする。

滝沢 朗

『家へおいでよ。全部俺がしょいこんでやるから。咲の話で俺が何すりゃいいか分かったし。だから無理して働くことないよ。俺に任せて。それにこの国はどの道いったんは誰かがなんとかしなきゃならないほど可笑しなことになってんだからさ』
本当に王子様みたいな台詞。
『だからいいんだよ。咲も働かなくて。いずれ困るのはあいつらさ。だからそれまでは何もしなくていいんだ』
『咲だけでなく日本中がニート化すれば状況はひっくり返るでしょう。上がりを決め込んだおっさん達の方が泡食って頭を下げてくるって』
『ニートってのはそう言ったおっさん達に対抗するために一人一人が自発的にはじめたテロ行為なんだろ』
『この国には頭のいい連中がいっぱいいるのに損な役回りする奴がいないんだ。できれば俺だってあんまりやりたくないけどさ。1人だけ信じてくれた子がいたから』
『その時もそのままの俺でいたいよね』
『金貰う練習のため、かな。人っておもしろいもんで、金の払い方は5歳のガキでも知ってんのに、貰い方は大人でも知らなかったりするんだよね。そりゃ、金使う方が頭下げて貰うより気分いいから「お客様は神様です!」なんつって、つい消費者最強を振りかざすけど、これって本来は売る側の気持ちの話でしょ。だけど、みんなが金を払う側になっちゃったら一体誰がサービスするんだって話だよね。オレは金は払うより貰う方が楽しいって社会の方が健全な気がするんだけどな。 』
この台詞は深い。
森美 咲

『彼は仕方なく王子になった。少なくともわたしたちの希望する明日は誰かが王子という名の生贄になることでしかやってこないと気付いていたから。だから彼は不本意ながらも王子であろうとした。この王様のいない世界で。とはいえ彼はどうやって王子になったのだろうか。その秘密を、わたしはまだ知らない』
『彼はこうして王子になった。王様のいないこの国で』
ジュイス
『受理されました。ノベリスオブリージュ。今度会うときは素敵な王子様ならんことを』
平澤一臣

『今の社会は上の世代のオッサンが決めたルールでできているために自分たちには絶対勝てないようになっている。だったら、オッサンたちとは別の価値観で世界を塗り替えてしまおう』
『オッサンたちのインフラを利用しながらオッサンたちには見えない楽園を創設する』
『俺はニートではあるがすご腕のニートを自負してきた』
亜東 才蔵

『この国の本当の救世主は、日々をコツコツと生きた名もなき者達であり、結果いっぱい土にまみれてこの世をさった歴史の敗者たちだ。』
東のエデンが放送されたのはだいぶ前ですが、人気アニメ枠のノイタミナが人気になる先駆者的なアニメだったんじゃないかと思ってます^^
音楽や雰囲気から何から何まで大好きなアニメです。
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劇場行ったのも10年近く前か